11月11日はおなじみポッキーの日であるとともに
『介護の日』だそうです。
厚生労働省が平成20年に「国民に介護の啓発を実施するための日」として制定されたとのこと。(福祉人材フォーラムにて)
「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」を念頭に「いい日、いい日」にかけた覚えやすく親しみやすい語呂合わせということで決まったとか。
ここでは今一度介護の三原則について学んでみようと思います。
介護の三原則とは高齢者1人ひとりを尊重し、いつまでも自分らしく生活できるように支援することを目的とした基本理念です。
福祉先進国であるデンマークで提唱され、いまでは日本をはじめ世界中で取り入れられています。
1.生活の継続性
できるだけそれまでの生活を継続していけるようにサポートすること。
2.自己決定の原則
高齢者自身が生き方・暮らし方を自分で決定し、周囲はその選択を尊重すること
3.残存能力の活用
いまある能力を最大限に使って自分でできることは自分でやってもらうこと
→自分にもまだできることがあるという、生きる意欲をひきだすという視点から
介護する側からすると「危ないからやめましょう」「こうしたほうがいいですよ」といろいろな理由からいってしまう場合も多いことでしょう。
しかし、ふと立ち止まり「安易に断っていないか」「工夫次第でできないか」と考える姿勢、100%の知恵を絞るということが利用者さまの尊重へとつながりまたその気持ちがきっとお相手にも伝わることを信じて・・。
迷ったときにはこの三原則に立ち戻ること。
今日の介護の日をきっかけに今一度こころに刻みたいと思いました。