とある交流会に参加しました。筑豊地区のベテラン介護支援専門員の方と名刺交換した際に「遠賀園さん、若かりし頃に見学にいったことがある!!」と反応をいただきました。
その方の見学の目的は遠賀園にいるという「スーパー寮母長」にあうことだったとのこと。
その後個人的にその「スーパー寮母長」が気になり、遠賀園に長年勤務されている方の記憶もお借りしながら寮母長さん樋口昊子さんにたどりつきました。
執筆もされていたとのことで、『老いの波間に』を取り寄せました(写真参照)
その本の中に遠賀園の基本理念『まごころ』にふれる一文が。
【まごころこそわたしたちのライセンス】
そこには遠賀園開所当時のエピソードもありました。
開所当初集められたスタッフは老人介護に対して全員が素人集団。ぎこちない手つきでお年寄りたちを迎えることになったこと。
これは生地のまま雑念なく介護にあたってほしいという開園当時の施設長の理念が背景があり、技術こそ及ばないがこの【まごころこそわたしたちのライセンス】と燃えるような情熱をもって処遇にあたっていたことが本書の中で語られていました。
遠賀園の基本理念『まごころ』を開園当時に回顧しながら改めて胸にとどめておきたい
と思います。
遠賀園は2025年に開園45年を迎えます。
とある交流会からのご縁で開園当初の『まごころ』とともに生き続ける歴史にふれられたことに感銘を覚えます。
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